公益社団法人射水市医師会

成長期の児童のスポーツ活動において、障害を防ぐために気をつけることは?

 年間の試合数は 25 試合以上になると、外傷・スポーツ障害の発生率が高くなっています。伊藤先生(秋田経法大学)は小中学校で2時間、高校・大学で2時間半を経過すると、“けが”が急増すると報告しています。

(臨床スポーツ医学会学術委員会からの提言です)

野球による障害予防の場合

Ⅰ)投手では

小学生では1日50球以内、試合も含めて週200球を越えないこと。

小学生は変化球禁止。

シーズンオフを設け、野球以外のスポーツを楽しむ機会を与えることが望ましい。

中学生では1日70球以内、週350球を越えないこと。

高校生では1日100球以内、週500球を越えないこと。

1日2試合の登板の禁止。

Ⅱ)他の種目もこれに準じた対策が必要であります。

練習日数と時間については、週3日以内、1日2時間を越えないこと!!

個々の選手の発育状況、体力と技術に応じた練習量と内容が望ましい!!

練習前後には十分なウォームアップとクールダウンが必要であります。

(文責 担当理事)

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