長時間、同じ姿勢でいると、腰痛になりやすいですか?
同じ姿勢を保つためにも筋肉は使われています。 ですから、長時間同じ姿勢で作業を継続すると、筋肉が疲労して、腰痛を起こしやすくなります。
途中で作業を中断して、歩く、軽いストレッチングをするなどを心がけ、筋肉の緊張を解いて下さい。
年をとると、腰痛は仕方ないのですか?
年齢とともに、背骨や椎間板、筋肉の老化などが進み、腰痛が出やすくなります。
しかし、何歳になろうとも改善できるのが腰痛です。視力や聴力、あるいは肌の老化と違って、筋肉は運動すれば鍛えられるからです。
また、姿勢を矯正し、腹筋・背筋を強化する運動や体操を続ければ、何歳でも腰痛を治す事が出来ます。
肥満気味の人は腰痛になりやすいですか?
上半身を支える背骨と筋肉への負担が大きくなるので、肥満気味の人が腰痛をおこしやすいのは確かです。また、運動不足の人が多いのも肥満タイプです。背筋、腹筋の力がダウンしていれば、腰痛になる危険はさらに大きくなります。
まずは、肥満を解消することが重要です。
寒くなると腰痛が起こるのはなぜですか?
背骨を支えて、体の動きを安定させているのは、腹部と背中の筋肉です。体が冷えると、これらの筋肉が緊張して硬くなり、通常より負担を感じやすくなります。ですから、寒い季節になると、ちょっとしたことで腰痛が起こりやすいのです。
腰痛予防のためには、筋肉を温めてやることです。冷え込んだ朝は、寝床の中で背中を丸めたり、伸ばしたりのウォーミングアップをしてから起き上がると、腰が楽なはずです。
膝痛と腰痛は関連していますか?
膝が悪いと、膝をかばうために姿勢が悪くなり、腰に負担がかかって腰痛を起こしやすくなります。 逆に、腰が悪い場合も、腰の痛みを減らそうとして膝に負担をかけて、膝を悪くすることもあり得ます。
膝痛と腰痛は関連していますから、両方を痛めている場合は、膝も腰も治療して下さい。そうしないと、どちらも治すことはできません。